青空を探して~エイミー34歳カナダ・カレッジライフ~

人生30代からがエキサイティング☆

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就職活動

ここレッドディアでも、ようやく春の兆しが垣間見られるようになりました。つい先週まで降り続いていた雪も、ここ数日の気温の上昇と共に、あれよあれよという間に解け、川は雪解け水であふれんばかり。枯れ野原にも、うっすらとグリーンのベールが浮き上がり、木々の芽吹きも秒読みといったところ。

エイミーのカレッジ生活も、あと1学期を残すのみ。そう、“Student Work Experience (就労実習)”の季節がまたやってきました。ホスピタリティーに関する仕事に240時間従事し、レポートを数種類提出します。1年次は、割と簡単な課題だったのですが、今年は何だか大変そう。最終的には、10ページほどの“職場への提案書”を書き上げるそうです(もちろん、あくまでもカレッジに提出するものであって、実際に職場に見せることはありません!)。5月から6月までの間にそれぞれ仕事を探し、各自オンライン経由で課題を提出します。

「さあ、ファイナルも済んだし、仕事仕事!」と言いたいところなのですが、エイミー、今年も仕事探しにてこずっています。昨年は、ビザの関係で、直前までイミグレーションに問い合わせたり書類を送ったりとゴタゴタ。今年も、昨年と同じビザを使用するため、職種をフロントデスクに絞って就職活動を始めたのは1月の下旬。かれこれ、15~20ホテルには履歴書を送っているはず。でも、あまりいい手ごたえがありません。これまでに、面接のオファーは一ヶ所からのみ。そのホテルは、とてもいいホテルだったのですが、長期間そこで車なしで暮らすことを考えると、ちょっとキツイかなと思い、お断りしました。

アルバータではなく、BC(ブリティッシュ・コロンビア)に的を絞っていたためでしょうか、ホテル側の反応はイマイチ。確かに、BCよりもアルバータの方が、オイル景気のために経済に活気があり、現在、深刻な人手不足。「BCからアルバータに仕事を求めて来る人たちは多いけど、反対は少ないからなあ~」と、ロン先生がつぶやくのもうなずけます。

確かに、よくよく考えると、住む場所もまだ決まっていない応募者よりも、ホテル側は定住者を採用したいだろうし、Eメールで履歴書を送ったところで、すぐに面接を受けに飛んでいけるわけでもありません。なかなか厳しい現実です。う~ん、どうしようか。どこに行けばいいんだろう?ウダウダと考え続けてかれこれ数ヶ月。4月30日の正午には、寮を引き払わなくてはいけません。

お~い、エイミー。いったいど~すんのよ~!!

答えは、未だわからないままですが、ここ数日、少しづつ、頭の中を整理しています。今のエイミーにとって、一番大切なことは?住む場所?お給料?仕事内容?ホテルのグレード?キャリア?長期的な視野で見て、今の私自身に一番大切なことは何なのか?そのためにはどうすればいいのか?何を選択するべきなのか?もつれた糸を解きほぐしていくように、エイミーの頭の中の糸を、ゆっくりと、しっかりとたどっています。

さて、どうなることやら?1週間後には、レッドディア以外の場所にいることは確実。不確かなことばかりで不安も多々ありますが、半分ワクワク、半分苦笑(!)というのが本音。

Good Luck エイミー。
春はもうすぐ。
スキップしながら口笛吹いて旅に出よう。

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リムジンバスの中で撮影したクラスの集合写真です。2年間のカレッジ生活、楽しかったな♪Red Deer College Hospitality & Tourism Management 2007の仲間達にGood Luck! 
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ディナーシアター

ファイナルテスト・スケジュール

4月13日(金)
Hospitality Law (ホスピタリティーに関する法)

4月16日(月)
Hospitality Accounting(ホスピタリティー会計学)

4月17日(火)
Security and Emergency Management(セキュリティー&緊急時マネージメント)
Introduction to Wine(ワインの基礎)

4月19日(木)
Trousism Operations(ツーリズム・オペレーション)



ファイナルも全て無事に済み、冬学期もこれにて修了。まだ、これから夏にかけての、春学期の就労実習が残っていますが、レッドディア・カレッジでの学生生活は、今月までです。あっという間の2年間。名残惜しいと思う間もなかったという感じです。

19日の夜には、クラス総勢23名で、いざカルガリーへ。オプス・クラスの打ち上げです。
オプス・イベントで、各グループそれぞれ平均700ドル(約7万円)の利益が出ました。主に、チケットと、当日のバー(飲み物)の売り上げです。5グループで合計すると約3300ドル(約33万円)。その収益を、何かホスピタリティーに関すること(例えば、高級レストランでの食事等)だったら自由にに使っていいということになりました。クラスで話し合った結果、エドモントンのディナーシアターへ繰り出すことに。

ディナーシアターでは、食事&観劇が一度に楽しめます。エイミー達が行ったJubilationsは、世界有数の巨大ショッピングセンターウェエスト・エドモントン・モールの中にあります。好立地ということもあり、チケットは連日ほぼ完売。23人分の席が確保できたのは、本当にラッキーでした。

リモバス(リムジン・バス)をチャーターし、レッドディアからエドモントンへ、約1時間半のバス旅行。クラスのイベントと言っても、先生は同行しないため、バスの中は、早くもパーティー会場と化し、ひたすら飲み続ける人や踊りだす人も・・・。ただ、「ディナーシアターには、酔っ払って行かないこと。君達はホスピタリティー業界にいるのだから、礼儀正しくするように。チケットにうサービス料は含まれていないから、サーバーにチップをあげるのも忘れずに。レッドディアカレッジ・ホスピタリティー学科の名を汚すようなことをしたら、落第だからなっ」と、前もってボブ先生から釘を刺されていたため、羽目を外しすぎる人はいませんでした(笑)。

劇の題目は“Granny Ghost Whisperere(お婆さん幽霊のささやき)”。山の中のホテルで繰り広げられる、ゲストとゴースト達との交流を、歌あり、ダンスあり、笑いありで、面白おかしく演出した劇です。観劇の合間に、コース料理が振舞われます。メニューは、スープ、サラダ、メイン、そしてデザート。味もなかなかです。

6時半の会場から10時半の閉幕までの4時間、一度も時計を見ることはありませんでした。観客を飽きさせない舞台演出にフレンドリーなサービス。思いもかけず、リッチなひと時を過ごすことができました。こんなご褒美が出るのも、ホスピタリティー学科ならでは。先生達の粋な計らいに脱帽です。

その夜は、春の大雪に見舞われたため、帰り道は、車もスピード控え目に。時速120キロで走るのが普通のところ、70キロに抑えてで安全運転です。予定では、夜中の12時にレッドディアに到着ということになっていましたが、家にたどり着いたのは1時半。普段の倍以上かかってしまいました。道中、どうしてもトイレに行きたいと叫ぶ酔っ払い2名。レッドディア・エドモントン間は、1時間以上、荒野の中をひた走るため、お店もトイレもありません。当然のことながら、この2人、雪の降る中で凍える思いをすることに。周囲からは「トイレがないのを知っていて飲んでたんだから、自業自得だね」と、冷たい視線を浴びていました(笑)。

あ~、楽しかった♪

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ディナーシアターの様子

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リモバスです。

オリエント・エクスプレス

パーフェクトだったというのが、我ながら、正直な感想。
1月から、気力体力共に費やしてきた成果が、見事に形になった、3月22日のオプス・イベント「オリエント・エクスプレス」。今でも、あれは夢だったんじゃないかと思うほど、優雅&幻想的な空間を作り上げることが出来ました。

ホワイトを基調とした会場に、ゴールドのオーガンジーのリボンで、ゲスト用のイスをデコレーション。ゴールドが、壁のクリーム色と調和して、周囲にやわらかい雰囲気をかもし出している。テーブルには、ネーブル・ブルーのナプキン。対照的な色が、キュッと良いアクセントに。

高級レストラン顔負けの、スタイリッシュなテーブル・セッティング。チャージャー(位置皿、又はアンダープレートとも呼ばれています。よりエレガントな雰囲気を作り出すための演出です。一般的に、メイン・ディッシュのお皿と共に下げられます)を中心として、磨きたてのシルバー(フォーク&ナイフ)が規則正しく並べられ、その先には、レッド&ホワイトのワイングラス。センター・ピースには、ブルーのキャンドルとエッフェル・タワー。

イベント3日前に、チェア・カバーのサイズが、使用予定だったイスよりも少し小さいことが判明。急遽、別のイス&デコレーションを手配しました。あの時の、メンバー達の血走った目がウソのよう(笑)。

オリエント・エクスプレスの車掌を務めるのは、エドモントン出身の役者さん。黒の燕尾服にシルクハット。胸元をキリリとひきしめる蝶ネクタイ。ゴールドの懐中時計を持って、ゲストをお出迎えです。B.G.M.は、レッドディア出身のミユージシャンによる、アコーディオンの生演奏。 “Hungarian Dance(ハンガリー舞曲集)”、“Vienna Life(ウィンナー・ワルツ)”、そして、カンカンで有名な“Orpheus in the Underworld(天国と地獄)”などなど、計9曲を披露。その、少しもの哀しげな音色に、ヨーロッパの街角の情景が重なります。

そして、メインは何と言ってもフルコース・ディナー。
ティーザー(コースの始めに、味覚を刺激するために食べる一口料理)は、トルコ風春巻き(チーズと香辛料を皮で巻いたもの)"Sigara Boregi"。前菜は、キャベツをふんだんに使用した、ルーマニア料理の"Chiftele Din Legume"。サラダは、キュウリにサワークリームを和えた"Tejfeles Uborkasalata"、ハンガリー料理です。そして、メインはオーストリア料理の"Tafelspitz"。やわらかいビーフをスライスし、アップル&ワサビソースを添えました。仕上げは、フレンチ・デザート"Poire Belle Helene"で決まり。温かい洋ナシの上に、冷たいチョコレートソースとアイスクリームがとろけます。

雰囲気、料理、そして、ボランティア・スタッフによるサービスも満点。エイミー達が作り上げた、“オリエント・エクスプレス”。何とも言えぬ、印象深く、幻想的な夜となりました。

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イベント直前の会場の様子です。
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テーブル・セッティング。
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ミュージシャン&車掌さん♪

異文化理解への長い道のり

昨日、クラスメイトのステフからEメールが送られてきました。送られてきたというよりも、タイトルが“FW:”で始まっていたので、転送されてきたと言ったほうが正しいかもしれません。

そのタイトルは…
“FW: shocking video of dolphins being slaughtered in Japan(日本での、イルカが大量殺戮されているショッキングなビデオ)”

そして、本文には、ステフの友人からと思われるメッセージ。
“This is terrible. Please sigh and send on... we must make people aware of this!(これはひどすぎる。(イルカ大量虐殺の反対の意思表明として)サインをして、転送してください。私達は、このことを人々に伝えなくてはいけません)!”そして文末に、とあるウェブサイトへのリンクが貼ってありました。

「何じゃこりゃ??」と思い、リンク先を訪れてみると・・・。カリフォルニアに拠点のあるとある団体が主催する、ビデオ投稿ウェブサイトにたどりつきました。ユーザーが“世界で今起こっている出来事”として、好き勝手にビデオを投稿できるホームページです。その団体の詳細はわかりませんが、連絡先を見ると、カリフォルニアのマンションの一室にオフィスをかまえているよう。きっと、個人が経営しているホームページなのでしょう。

そして、そのイルカ大量虐殺とやらのビデオをチェックすることに。“dolphins(イルカ)”というタイトルと、静かに流れるBGMに引き続き、浅瀬で数十頭のイルカが飛び跳ねている映像。次に、漁船に追われ、小さな港へとイルカが追い込まれている様子。そして、網にかかった後、暴れないように、銛で突かれていくイルカの群れ。

確かに、映像だけを見ると、残酷と感じるかもしれない。でも、よく考えてみると、マグロ漁となんら代わりのない光景。よく知らないけれども、かつては鯨も、食用として大量に出回っていたことを考えると、イルカの肉を食べる習慣のある地域があるのかもしれない。そうだとしたら、このどこが“slaughter(大量虐殺)”なんだ?

さっそく、イルカの食用利用について、ウィキペディアフリー百科事典で調べてみることに。すると、ありましたありました。あまり知られていないけれども。日本のごく一部の地域で、イルカを食用として用いる習慣があるそう。エイミー、全く知りませんでした。

そして、そんな文化的な背景を何も知らないくせに、センセーショナルな“大量虐殺”として、エイミーも含め15人近くの友人達に、そのEメールを転送した、ステフのデリカシーのなさに、怒り爆発。何も知らないカナダ人の若者達がその映像を見たら、“日本って、何て野蛮な国なのっ!”と思うに違いありません。そんな誤解は絶対に避けなくちゃ。

Eメールでの議論は、相手の顔が見えないので、あまり好きではないのですが、一刻も早く事を収集するために、ステフに返事を書きました。あまり感情的にならないよう、細心の注意を払いながら、日本人としてのエイミーの意見を伝えます。

Hi Steph,

I am not sure why you send the email to me and the other people. What is your message? Do you have any back ground story about that? Is this really "slaughter"?

(なんで、あなたがこのメールを、私と他の人たちに送ったのか、よくわからないんだけど…あなたの言いたいことは何?このことについての背景を知っているの?これって、本当に“大量虐殺”なの?)

People look like they are fisher men. I am not sure why they are catching the dolphins, but there should be a reason why they are doing that. I do not know but some people might eat dolphin just like wheals. Yes, Japanese used to eat wheals. I did when I was small. Because it is our tradition since hundreds or thousands years ago. It is our cultural way. It is just like Aboriginal people catch dolphins. Why can you say it is "wrong"? If you do not know anything about that, you should not have spread the email to people.

(ビデオでイルカを捕っている人たちは、漁師だよね。私には、何のために、彼らがイルカ漁をしているのかわからないけれど、何か理由があるのは確か。よく知らないけど、鯨のように、イルカを食べる人たちがいるのかもしれない。日本人はかつて鯨を食べていたから。私も、小さいときに鯨の肉をたべていたよ。なぜかって、それがずっとまえからの習慣だから。それが私達の文化だから。アボリジニの人たちが鯨漁をするのと同じこと。何で、そのことを“間違っている”って言えるの?もし、あなたがその背景について何も知らないのなら、こんなふうにEメールを転送するべきではなかったと思うよ。)

Please remember, there are hundreds different cultures and people have hundreds of living way. You can not pick up just one video and say "look, this is terrible", because you never know what is going on in the world. Especially, it is from the internet and you never know the true story. We have just learned about that from the electronic marketing class... We really have to be careful about the information from emails and the internet. Please think and respect different culture. Please learn and understand different ways before you send any kinds of message like that email.

(どうか、これから先、忘れないで。この世の中には、本当にたくさんの人達が暮らしていて、星の数ほどの生き方があるよね。たった一本のビデオを取り上げて、“ちょっと、これはひどいよ”って決めつけるべきではないんだよ。ナゼかって、あなたは、世界で何が起こっているか知らないでしょ?特に、このビデオはインターネット上の情報で、それが本当に正しい情報かなんてわからないんだから。インターネット・マーケティングの授業で、つい最近勉強したじゃない?インターネットやEメールの情報は、気をつけて扱わなくちゃいけないんだよ。お願いだから、自分のしていることをよく考えて。そして、異文化を尊重して。Eメールを転送する前に、“異なる”生き様について、もっとよく学んで考えてみてね。)

Thank you,

Ami

エイミーが、どうしても許せなかったのは、この出来事が、異文化理解に関わっていたからです。この2年間、“違うってことは素晴らしいことなんだよ。自分の持つ異文化を誇り、周りに伝えていこうよ!”と、インターナショナルクラブの活動を通じて、カレッジの学生達や教職員達にアピールしてきました。そんなエイミーを、少なくともクラスメイト達は理解してくれていると思っていたのに・・・。

でも、冷静に考えてみると、多分、ステフは、そこまで深く考えてメールを転送したわけではなかったのだろうなと思います。イルカが捕獲&殺されるシーンを見て、“ヒドイ、皆に知らせなくちゃ!”と思ったのでしょう。それにしても軽率すぎるっ!

異文化を、学び、理解し、真に受け入れることの出来る社会を築くには、まだまだ長い道のりだと気づかされた出来事でした。

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留学生の食卓(その2)
ある週末の優雅な(笑)朝食です☆
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