青空を探して~エイミー34歳カナダ・カレッジライフ~

人生30代からがエキサイティング☆

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あるワーホリメーカーの死 

2004年10月31日、
イラクで一人の青年の命が奪われました。
香田証生(こうだしょうせい)さん、享年24歳。

香田さんは、2004年1月~9月上旬まで、ワーキングホリデービザでニュージーランドに滞在していました。滞在中は、語学学校で英語を学んでいたそうです。

そして同年9月、「イラクで何が起きているかを自分の目で見るため、現地に行きたい」と中東へ向かいます。
イスラエル、ヨルダンを経て、10月21日、イラクに到着。
その後、外国人誘拐事件等のトラブルを恐れる現地のホテルから、次々に宿泊を断られます。23日にバスターミナル付近を歩いているのを目撃されたのを最後に、姿が見えなくなりました。

10月26日、「イラク聖戦アルカイダ組織」が、48時間以内にイラクから自衛隊を撤退させることを、日本政府へ要求。香田さんの映像を公開します。

「彼ら(武装グループ)は、なぜ日本政府が法を破ってイラクに自衛隊を派遣したのかと尋ねています。小泉(純一郎首相)さん、彼らは日本政府に自衛隊の(イラクからの)撤退を求めています。さもなくば、僕の首をはねると言っています。すみませんでした。また日本に戻りたいです」(共同通信)

その後の、彼の足取りは、皆さんもご存知のとおりです。
本当に痛ましく悲しい結末になってしまいました。

この香田証生さん殺害事件は、私の心に重く沈みました。
それは、彼がワーホリメーカーだったから。
一度もお会いしたことはないけれども、同じように大きな希望を抱いて、ワーキングホリデービザを手に海を渡った仲間だったからです。

海外生活は、心を夢と希望で満たし、世界へと目を向けさせます。
「英語を勉強して、様々な国の人達と知り合い、もっと世界を知ろう」
ワーホリメーカーや留学生の多くが、そんな思いを抱きながら生活をしているのではないでしょうか?
そして、並外れて強い冒険心と正義感を持ち合わせた人であれば、「世界の現実を見てやろう」と、戦火の中にある国に足を向けても不思議ではありません。
そんな、期待に胸膨らませた一人のワーホリメーカーの未来が、無残にも奪われてしまいました。

「危険なイラクに行ったこと自体が無謀だった。殺害されたことは残念だが仕方がない。我々は絶対にテロに屈してはいけないのだ」
当時、この事件に対して、新聞やテレビの多くは、そう終止符を打ちました。
「なぜ香田証生さんはイラクで人質となり、殺されなければならなかったのか?」
そんな素朴な疑問を解決する助けとなるメディアはありませんでした。無念さと、何か煮え切らない思いが心に残りました。

物事の答えを探し出し、解決策を考えるためには、とことん「なぜ?」を突き詰めていく必要があると思います。

例えばこんなふうに。

イラクは危険→なぜ?→戦争中だから→なぜ?→アメリカが攻撃したから→なぜ?大量破壊兵器を保有すると思ったから→なぜ?(ご存知の通り、大量破壊兵器は存在しなかったのですが・・・)

香田さんはイラクへ行くべきではなかった→なぜ?→少し前に日本人人質事件が起きていたから→なぜ?→一部の過激な武装勢力が、自衛隊をイラクから撤退させたかったから→なぜ?(続く・・・)

「なぜ?」を繰り返し問いかけていくと、どこかで、それ以上先に進めなくなります。そこが、問題解決のカギとなる部分です。
ちょっと理屈っぽいですが、先へ先へと突き詰めていくことで、真実が見えてくるのだと思います。

それでは、なぜ香田証生さんはイラクで人質となり、殺されなければならなかったのでしょうか?

ここからは、是非、みなさん自身で「なぜ?」を解決へと導いてください。

何が彼の命を奪ったのか。
それを繰り返さないためには、どうすればいいのか。
もちろん、失われた命は決して戻りません。
でも、ただ黙っているのではなく、伝え行動していくことで、希望が見えてくるのではないでしょうか。
私は、同じワーホリ仲間として、これからも、この事件のことを考え、伝え続けたいと思っています。


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